JALで行われる減資とは?

減資とは、会社の資本金を減少させることです。一般的に次のような場合に減資が活用されます。

1.多額の資本を必要としていた会社が、その後の事業展開で多額の資本金が不要となり過剰資金を処分するために行われる。

2.債務超過(負債が資産より大きくなっている状況)を解消する目的で行う。

3.欠損金が生じている会社が、今後の利益配当を可能にするために行う。

4.事業再生の過程で、減資と増資を組み合わせて会社の財政状態を改善するために行われる。

5.合併に際して合併比率の調整するために行われる。

6.中小企業の優遇措置等の条件をクリアするために行われる。

また、減資には株主に対して払い戻しが行われ、会社の財産が減少する実質的な減資である有償減資と会社の財産の払い戻しが行われない無償減資があります。事業再生や欠損金の補てんなどに利用させるのは無償減資であり、実務の多くは無償減資だと思います。

会社が有償減資を行った場合には、その減資差損益で会社には課税問題は生じません(資本取引)。しかし、減資による払戻金額が減少する資本金等の額よりも大きい場合には、税務上「みなし配当」の問題が生じることがあります。その際、株主は配当所得があったとみなして課税が生じます。会社側には、配当に伴う源泉徴収という問題が生じるために、検討の際には注意が必要です。


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公認会計士 舟生 俊博

略歴: フューチャースケープアカウンティングファーム 代表 公認会計士・税理士 平成5年公認会計士2次試験合格。平成9年公認会計士登録。 東京理科大学・工学部卒業後、監査法人勤務後、平成12年1月横浜にて独立開業。ベンチャー支援、創業支援を行うなかで数百社の事業計画作成にかかわる。投資家とベンチャー企業とのマッチング等を行うイベントを主催するとともに横浜市の各種委員としてベンチャー支援を行う。また東証1部上場企業の監査役就任など、企業経営に参画する形での企業の成長支援を行う。平成20年、事務所を東京都港区に移転しフューチャースケープアカウンティングファーム設立に参画、共同代表に就任。 ◆会計力で未来を描く FSAF Futurescape Accounting Firm 会計・税務・財務アドバイザリーサービス 税理士法人フューチャースケープ 公認会計士事務所フューチャースケープ 株式会社フューチャースケープパートナーズ 〒108-0074 東京都港区高輪4-9-18 TEL03-5423-0668 FAX03-5475-3546 http://www.futurescape.co.jp