損益計算書では何を計算しているのか??

会計で計算している利益は、経営者の感覚の利益がずれていることがあります。手元の現金が増えなければ儲かったという感じがしませんが、決算書では利益がでているという現象が起こります。それは、決算書(損益計算書)では、売上から経費を引いた差額を利益と呼んでいるために、現金の増減とは繋がりがありません。では、損益計算書で計算している利益とはなんでしょうか。商売は何年・何十年と継続することを前提としています。その中で、ある一定期間の企業活動の成果を測定し、事業の状況を把握する必要性から損益計算書を使い、利益を計算します。例えば、多くの商売では商品を納品後、翌月や翌々月等に入金があり、販売行為より入金が遅くなります。企業活動の成果を表すためには、どちらのタイミングが良いでしょうか?同様に、経費についても、財・サービスの提供のタイミングと現金がやり取りされるタイミングが違います。企業活動の成果を表すために会計では、現金をやりとりするタイミングではなく、実際に財・サービスが提供されたタイミングで損益の把握をするルールとしました。そこで、損益計算書は実際の現金が増えた儲けを計算しているのではなく、財・サービスがやりとりされるタイミングで売上、経費を測定し、その差額として利益を計算することによって企業活動の成果を表す損益計算を行っています。


この記事は参考になりましたか?

1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (2 投票, 平均値/最大値: 4.00 / 5)
Loading ... Loading ...

公認会計士 舟生 俊博

略歴: フューチャースケープアカウンティングファーム 代表 公認会計士・税理士 平成5年公認会計士2次試験合格。平成9年公認会計士登録。 東京理科大学・工学部卒業後、監査法人勤務後、平成12年1月横浜にて独立開業。ベンチャー支援、創業支援を行うなかで数百社の事業計画作成にかかわる。投資家とベンチャー企業とのマッチング等を行うイベントを主催するとともに横浜市の各種委員としてベンチャー支援を行う。また東証1部上場企業の監査役就任など、企業経営に参画する形での企業の成長支援を行う。平成20年、事務所を東京都港区に移転しフューチャースケープアカウンティングファーム設立に参画、共同代表に就任。 ◆会計力で未来を描く FSAF Futurescape Accounting Firm 会計・税務・財務アドバイザリーサービス 税理士法人フューチャースケープ 公認会計士事務所フューチャースケープ 株式会社フューチャースケープパートナーズ 〒108-0074 東京都港区高輪4-9-18 TEL03-5423-0668 FAX03-5475-3546 http://www.futurescape.co.jp